exhibitionDEMEKIN共同主宰
2011年7月1日から連載をはじめました。

2011年6月30日木曜日

つっかけケンチク

つっかけという響きに妙に親近感が湧くんです。」


普段から使っていて、ちょっとした時にすぐ履けちゃうような。
変に構えなくても、楽に着こなせる感じ。
いわゆる飾らないというものでしょうか。しかも無いとちょっと不便。

「そんなケンチクつくりたいなぁ」と考えているんです。

もちろん新品の時はあまり汚れてほしくないですよ。
でも、まぁちょっとぐらい汚れちゃってもいいや、みたいな。
そうして、どんどん使われていくと味が出てくる感じ。

気付いたらもう愛着が生まれて、
たとえボロボロになったとしても、ちょっと直せばまだまだ使えるじゃん!
じゃあ、直さなきゃいけない箇所で、オシャレしちゃおうよ!って思えるような。

住む人が自由に手を加えられて。つっかけ履いて集まって、皆でわいわいできちゃう。
そんな気楽で使う人によってどんどん魅力が増していくような、ある種の余裕を持ったケンチク。。。つくりたいなぁ。

最初から、こう住んで下さいっていう感じのケンチクって、単なる押しつけでしかないような気がするんですよね。


村上敬祐 keisuke MURAKAMI

1 件のコメント:

  1. イメージする建築を「つっかけ」に例えて語ってくれました。

    普段の村上敬祐ってどんな感じか知ってます?

    つっかけですよ。
    彼は天気もお構いなしに年中つっかけ履くんですよ。たまに下駄も履くみたいですが。。。
    で、これがまたボッロボロになるまで履くんです。晴れの日も雨の日も。つまり、つっかけの四季を知っている男なんだと思うんです。

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